2月20日の5,6限,平野警察署の方をお招きし,2年生を対象に薬物乱用安全教室を開きました。
「薬物乱用」という言葉に対するイメージは,多くの人にとって「自分には関係ない」「誘われても自分はしない」というものかもしれません。
始めに,「薬物乱用」がただ単に「違法な薬物を継続的に使うこと」だけを意味するのではなく,一回の使用でも「乱用」になる,所持するだけでも犯罪になることなど,「乱用の定義」をていねいに説明して下さいました。
また,覚醒剤や大麻,危険ドラッグ,MDMAなど,さまざまな薬物の種類あり,それらを言葉巧みに「かっこよく響く名前」にかえて誘う手口があるので絶対にのらないこと,依存した場合の恐ろしい症状などについて,DVDの視聴や講師の方からの語りかけによって学ぶことができました。
そして,実際に薬物を使った若者による手記が読み上げられ,つい手を出した人がどれだけ後悔してもしきれない気持ちになったのかについても知ることができました。
くわえて,携帯電話やネットの普及にともない,より誘う手口が巧妙になり,本来,豊かな生活を享受するために発展した情報伝達手段が,常に犯罪に結びついているとのお話しもありました。
「もしかすると,今は自分には関係ないと思っている人もいるかもしれない。でも,みなさんが高校生や大学生になり,今とは違う環境に置かれた時に,今日の話にあったようなトラブルや犯罪に巻き込まれる可能性は,ぜったいにゼロではない。頭で理解していることと,実際に理解したことを行動にうつせることとは,全く別のこと。」という話が学年主任よりあり,最後は,2年生の生徒代表の挨拶でしめくくられました。