4月20日(月)校長ブログ「海紅豆の庭」vol.12~池田所懐~

※本日のブログは附属平野中高で同じ内容です。
 本日午後は、今年度新転任者のオリエンテーションのため、池田校舎の「さつきホール」まで出張。阪急池田駅周辺は昭和の大学時代を過ごした思い出の場所。卒業以来1度しか寄ったことがなかったこともあり、その変化に驚く。40年前は阪急電車も高架ではなかったので、電車が来たのを見て改札をめざしたが、今は駅と一体化した歩道橋など近代的になっている。

 その歩道橋を降りて、国道176号線を歩くと以前とは違う店舗が並ぶ。大きな違和感を持ちつつ歩いていくと、目の前にDenny'sが見え、その向こうにカーネルサンダースの顔が見えた。まさに40年前と同じ立ち位置にあったので一瞬だけタイムスリップ…。

 だが、その向こうにあるはずの大教大池田キャンパスの正門はきれいに閉ざされ、そのすぐ隣にあった当時溜まり場の喫茶店もなくなっている。それらを横目に寂しさを感じつつ、池田校舎に到着。附属学校園の現状や生徒の様子など、一通りの講義をなるほどと思いながら聴いたあとは、この場所で開催された意義、附属池田小学校のあの事件を風化させないため、いや、ここだけでなく、学校という安全な場所として再発防止のために欠かせない研修を受けた。

 不審者侵入時の対応に関して、何より生徒の避難、安全確保を優先し、どう行動すればそれができるか、緻密な訓練を毎年行っている。訓練の成果を発揮する機会がないのが一番良いが、教職員のできることとしては、訓練を何度も繰り返し、その精度を上げることしかないとおっしゃる。もとより他人事ではなく、身に詰まる。

事件のあった教室は、現在子供たちの憩いの場所になり、通用門付近は青々と芝生が茂り『祈りと誓いの塔』が建てられている。本日のオリエンテーション参加者の中には、事件当時は生まれていない人もいる。あらためて自分の役割は何か、常に意識しなければならない。

  美しき 景色の中に 想うこと