2年生 臨海学舎〈遠泳〉

 自分の限界を超えた未知の挑戦に、生徒たちは仲間とともに一歩を踏み出します。

 不安や苦しさを味わいながらも、声を掛け合い、励まし合いながら進むその時間は、ただ泳ぐだけでは得られない、大きな学びの場となっています。

 

挑戦の中で育てたい力        

 遠泳という挑戦のなかで、私たちは結果そのものよりも、

 その過程で生徒がどのように考え、行動するかを大切にしています。

 

 困難から目を背けずに向き合う力。

 仲間の存在を力に変え、ともに前に進む力。

 そして、自分自身を信じ、やり抜く力です。

 

 

〈 卒業生の声 〉

 正直、泳げるか泳げないかは重要ではありません。

 大切なのは、どう乗り越えていくかということでした。

 困っている友達に手を差し伸べる。声を掛け合う。

 そうした一人ひとりの想いが、この遠泳には詰まっていました。

 この経験は、人生の中で壁にぶつかったとき、自分を支えてくれる力になると思います。

 

 (76期 卒業生)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本番までの取り組み

 

 本校の水泳の授業は、1年時より学年全体で実施しています。

 2年生でのおよそ1.5hの遠泳を見据え、1年生から集団意識や仲間意識を育んでいます。

 

 2年時には本格的に水泳訓練に取り組みます。

 放課後には自主的に練習に励む生徒もたくさんいます。

 放課後のプールには、泳ぎの得意な生徒が苦手な生徒を励ましながら、

 一緒に練習する光景が広がっています。

 

 一人ひとりが自分自身の限界を超えようと、真剣に練習に取り組んでいます。

 

 また、日々の訓練のなかでバディの絆を深め、仲間とともに挑戦し、

 乗り越えようとする姿が見られます。

 

 

 

 

つながりのなかで支えられる遠泳

 

  遠泳は、生徒だけで成り立つ行事ではありません。

  毎年、多くの卒業生が「助力」として遠泳に参加し、

  自身の経験をもとに、後輩たちに声をかけ続けてくれています。

 

  また、教員も学年担当に関わらず、全員がこの行事で参加し、

  生徒一人ひとりの様子を見守りながら、挑戦を支えます。

 

  世代を超えた支えの中で行われるこの遠泳は、

  附属平野中学校に受け継がれてきた大切な学びのひとつです。