7月21日(火)校長ブログ「海紅豆の庭」vol.50~2年臨海学舎日記⑦~

 昼食はカレー。研修施設のイメージを覆すほど大きなお肉がゴロゴロ入っていて、なかなかの美味。一気に平らげておかわり!と行きたいところだが、ここは校長として食欲を抑える。ふと見ると、昨日、今朝にはなかった長蛇のおかわりの列。どうやら個人的な味の好みではなかったらしい。午後の1㎞遠泳のためには、それぐらいの勢いも必要である。

 ということで、朝の頑張りと昼の充電のもと、午後の水泳訓練が開始。朝の自分の泳ぎに多くのものが自信を得たのか、見た感じ、泳ぐ気満々の者が増えた気がする。再度水慣れを5分間行い、いよいよ1㎞遠泳を開始。昨日の班別の訓練にて、教員、助力の目で各自の泳力を判断し、遠泳の班分けをする。泳力が身についた者が増える中、やはり苦手な者もあり、海水を飲んだり、クラゲに刺されたりで弱気になっている者もいる。そういう生徒は、班の人数を少なくして、大人の目が届きやすくする。何とか頑張ってほしいという想いはあるが、継続が難しい時にはすぐにサポートし、助ける必要がある。

 最初の1㎞遠泳は、泳力のある3つの班約70名がチャレンジする。隊列もなかなか揃っていて、波をうまく利用してきれいに進んでいく。出発してから約40分。皆、無事に浜へ帰ってきた。何事もなかったかのように見えても、泳ぎ切った生徒たちの顔は達成感、充実感に満ちており、そこら中で自然とハイタッチする姿が印象的だった。

 次の3班は、約30名で出発。ゆっくり無理せず、確実に進んでいく。浜辺で練習しているとはいえ、足のつかない沖での泳ぎは本人も不安だし、こちらとしても心配なのは確か。巡回ボートや救助ボートも手厚くして見守る。ただ、そんな生徒たちも、こちらの想いに真正面から向き合ってくれる。一生懸命前に進む。昨日までならあきらめていたかもしれないが、教員、助力のサポートや、浜辺からの応援に応えて粘る、粘る。結果的に数名は涙ながらに途中で泳ぎを断念したが、それでも必死で頑張る姿は真剣そのものだったし、結果とは別に自分の力以上を出したことは誰の目にも明らかだった。また、昨日も述べたが、おそらく無理だろうと予測していた生徒が、最後まで泳ぎ切ったことは、語る言葉もないほど感動した。おそらく自分自身でも完泳した自分に驚いたことだろう。

 さぁ、明日は臨海学舎、いや、これまでの訓練と団結の集大成。3㎞遠泳にいかに臨むか。今日の生徒たちの表情は最高だったが、それを超える笑顔の輝きを期待したい。頑張れ、附中生!

  沖に出て 友なる波が 囁かむ 独りやないで 周り見てみぃ