9月11日(金)校長ブログ「海紅豆の庭」vol.70~「STEPDAY」&「JOIN DAY」~

 本日は、1年生が「STEPDAY」、2・3年生が「JOINDAY」ということで、本校教育活動の軸となる探究活動の一環として、外部機関とつながる大きな機会となる一日である。

1年生は、A班が北加賀屋駅に集合し、ますは大阪市動物管理センター(おおさかワンニャンセンター)の施設見学、講義受講により、犬や猫の放し飼い、飼育放棄、保護など、現代のペット問題について考える機会を得た。最近はテレビ等で保護犬や保護猫がよく話題になっているが、現場を見学することで、他人事ではなく自分事として考えるきっかけになることは間違いない。

 学校に帰ってからは、平野区社会福祉協議会の方の出前授業。高齢者体験ということで、身体に重りを付けるなど、自分の身体が思い通りに動かせない状況を体験。若さと健康がどれだけ大切なことか実感できたのではないか。とはいえ、単に老いを否定するのではなく、年をとっても幸せに暮らすために考える、準備することはたくさんあるし、それを思い巡らせるのも一興である…が、今の中学1年生には目の前のことに夢中になってほしい気持ちもある。

 一方、B班は森ノ宮駅近くのピースおおさかに集合、映像視聴、見学し、徒歩で近くにある歴史博物館に移動。今はもう見慣れたが、設立当時は斬新な建物だと見入ったものだ。平成13年開館というから、すでに13年目となる。歴史を紐解けば、元は大阪市立博物館で、全館会館が昭和37年というから、小生が生まれる前。今はまた生まれ変わって外国人の方もたくさん来場されている…っと、余談が過ぎたが、生徒たちも自国の歴史への関心が高まれば何より。

 その後は、電車で移動し、あべの防災センターへ。別名「あべのタスカル」という。「助かる」と「あべのハルカス」とを掛けて「タスカル」とは大阪らしい。様々な体験を通してしっかりと防災意識を高めてほしい。ということで、1年生は、終日忙し、忙し。今日の学習をぜひ「探究」に生かせるように!

 さて、2年生は、各班のテーマも様々で、これまで大学の先生や企業の方へのインタビュー取材のため、電話やメールでアポをとり、ようやく取材にこぎつけた。みんな、成果はあったかい?一方、取材の必要がないチームは、学校で調べ学習や実験などに精を出す。

 各取り組みはどんなものかと、校内をぐるり。調理実習室では、いくつかの班が調理をしている。クッキーは見えるが、複数班あり他は不明。またのちほどと他の教室へ、理科室では、ウーパールーパーが4つの水槽に1匹ずつ泳いでいる。ウーパールーパーの代表のようなピンクがかった白いウーパールーパーが2匹、少し茶色っぽいウーパールーパーが2匹いる。ある先生が名前を付けたということで、「ウーちゃん」「パーちゃん」「ルーちゃん」「パーちゃん」らしい…と思ったが、最後は「パちゃん」らしい。どんな実験をするのかと聞くと、「ウーパールーパーは再生能力があるので、足を切ってどのように再生するのか調べるんです」という。「足を切る!?」いや、残酷な…、受験の足切りやトカゲのしっぽ切りはよく聞くが、ウーパールーパーの足切りは見たくない。高校では「プラナリアの再生」はよく実験で見るが、ウーパールーパー(何回言うねん?)は約40年前(小生20歳の頃)にアイドルとして流行った生き物でもあり、差別する気は毛頭ないが、なぜか心苦しい。「再生能力を信じてあとは任す」と生徒に伝えた。

 気持ちを切り替えて、隣の机に行くと生徒がこれまた小さな亀を掌に載せている。聞くと「イシガメ」だという。「何の実験?」と聞くと「亀のストレスの感じ方」とのこと。すでに、それだけ触られたら強いストレスを感じるのでは…」と口に出さぬつもりがポロっと出てしまう。「それもそうですね」と生徒。「結果を楽しみにしとくわ」と去る。

 教室では、調べ学習をしたり曲作りに励んだりと、皆話し合いながら作業している。いやいや、本校では「探究」は「真剣を究める。」ための必須プログラム。結果は問わず、自分で考え、自分で試す。失敗すれば新たな思考が生まれる。良き学習活動なり。

  学び方 みんなちがって みんないい