【その6(最終回)】
8月17日、SMUSでの語学研修最終日の今日は、昨日から引き続き、Ms.Hの授業では「Infomercials」、Mr.Pat Chambersの授業では「BC Tourism Presentation」の完成を中心に進められました。「Infomercials」では優れた能力をもった架空の商品のCMを作ります。3~4人のグループになり、宣伝プランを考えます。発表は寸劇形式のため、演技練習にも熱が入ります。「BC Tourism Presentation」では、BC州の6つの地域の観光ガイドを作成します。地図や旅行パンフレットを資料として、6つの項目について案内文を作成し、スピーチします。原稿ができたらスピーチ練習です。先生やスクールバディに聞いてもらい、発音や声量などを厳しくチェックしてもらっていました。
午後からは各クラス内で発表をした後、いよいよClosing Ceremonyです。Mr.Chambersのクラス、Ms.Hのクラスの順で発表をした後、附属平野中学校としてのパフォーマンスの時間をもらいました。5人の代表者がスピーチ、3年生の2人が英語落語を披露してくれました。そして全員で校歌と応援歌「熱唱 熱い闘志」を歌って感謝の気持ちを表しました。スクールバディのSeung君も素晴らしいヴァイオリン演奏を聞かせてくれました。語学研修の修了証をいただき、私たちも、先生とスクールバディの皆さん一人ひとりに、お礼の手紙を手渡しました。とても喜んでいただけたようです。
カナダ最後の夕食は、お世話になったホストファミリーの皆さんを交えてのBBQです。カナダのBBQはいわゆる「焼肉」ではなく、ハンバーガーやホットドッグを作って食べるのが一般的だそうです。最後まで文化の違いに触れながら、美しいSMUSの庭で楽しく語らいながら、おいしくいただきました。明日の出発が早いので、スクールバディのみんなとはここでお別れです。2週間ずっと一緒にいて、すっかり仲良くなった友達との別れに涙、涙。いつまでもハグを繰り返し、再会を約束していました。
翌朝、おみやげを満載したスーツケースとともにヴィクトリア空港から飛行機に搭乗。バンクーバーを経由し、全員無事関西国際空港に帰ってきました。飛行機を降りた瞬間に35℃越えのねっとりとした空気が身を包み、瞬時に「日本に帰ってきた」ことを実感しました。
この語学研修を通して学んだことや失敗したこと、思ったことや感じたことはたくさんあることでしょう。また、人によってそのとらえ方は様々であると思います。今後の人生のどこかで今回の経験が活きてくると思いますし、また、活かしてほしいと思います。では、残り僅かな夏休みですが、ゆっくり休んで、新学期に備えて下さい。宿題も忘れずに!
「BC Tourism Presentation」の授業 BC州の観光案内を考えています
「Infomercials」の授業。一種のCMづくりです。 カナダと日本のダンス交流
Closing Ceremony 修了証をもらいました 附中の校歌と「熱い闘志」を披露
Dawn先生からご挨拶をいただきました お世話になった先生、スクールバディの皆に感謝の手紙
お世話になったホストファミリーもお迎えしてのBBQパーティーで、この研修の幕を閉じました
いよいよ帰国。ヴィクトリア空港にて バンクーバー上空です
関空到着。降りるなり熱風がまとわりつきました 最後の記念写真!楽しかった思い出を胸に帰宅します
【その5(8月16日)】
カナダに来て二度目の週末は、最後の週末でもありました。精力的にアウトドア活動に行った人、ショッピングに明け暮れた?人、比較的ゆっくりとインドア中心に過ごした人など、それぞれのホストファミリーとの二日間を過ごしたようです。語学研修もいよいよ佳境に入り、カナダでの生活も残りわずかになってきました。
●授業のようす
8月15日(月)の主なメニューは「Warm-up Sentences」「Writing/Speaking/Memorizing Activity」「Speed Challenge Game」「Guess Who Quiz」などです。
8月16日(火)の主なメニューは「warm-up sentences」「Sentence Starter」「Infomercials」「BC Tourism Presentation」などです。
特に16日の授業の「Infomercials」と「BC Tourism Presentation」は、いわゆるまとめの授業です。17日の午後からの発表に向け、二日間かけて取り組みます。今までよりもレベルの高い課題で、生徒からは「なかなか難しいなぁ」という感想もちらほら。それでも資料を活用し、先生やスクールバディのアドバイスを受けながら、果敢に挑戦していました。明日の発表が楽しみです。
●アクティビティのようす
15日(月)は、ゴールドストリームパークにピクニックに行きました。みんな字面から判断して、「ランチ片手に近くの公園に出かける」ような気分で参加しました。ところが、ゴールドストリームパークとは、SMUSからバスで30分ちょっとのところにあり、温帯雨林の森林が広がる州立公園のことでした。樹齢700年以上のシーダー(杉)がうっそうと生い茂り、公園内を流れるゴールドストリーム川をサーモンが産卵のために遡上してくることでとても有名な所だそうです。一周一時間ほどのトレイルを巡りましたが、高低差はないものの、湿地帯もあり、「ピクニックちゃうやん、ハイキングやん」といった声が飛び交っていました。しかし、ビーバーの棲息地を見たり、そこら中に生えているブラックベリーの実を摘んで食べたり、カナダらしい自然を存分に味わいました。
16日(火)は、SMUSのグランドでスポーツアクティビティです。これも、球技大会のような内容を想像していた人が多かったようですが、実際は野外レクリエーション大会のような感じで、4つのチーム(カナダではclanというそうです)に分かれての対抗戦をしました。「飛行機」や「自転車」などのお題をチーム全体で表現する「Tableau(タブロー)」や、日本のしっぽ取りにあたる「Steal The Tail」、綱引きにあたる「Tug of war」など7つのゲームを行い、さわやかな青空の下でたっぷり汗を流しました。SMUSのグランドは、全面が緑の芝生に覆われています。広さもサッカーやラグビーの試合が十分できるほどです。かつて、日本代表のサッカーチームがカナダ合宿をした際、このグランドで練習したこともあると聞きました。手入れも行き届いており、日本の学校との違いについついため息をついてしまいました。最後はみんなでアイスクリームを食べ、楽しかった一日を終えました。
明日17日はSMUSで行うプログラムの最終日です。午後からは学習成果の発表と閉会のセレモニーがあり、夕食はホストファミリーを招いてのBBQです。翌18日はいよいよ日本への帰国の日となります。
カナダでのブログの更新はこれが最後です。次は大阪に帰ってから更新します。あしからずご了承ください。
ウォーミングアップはいつもライティング 知恵を集めて答えを導く
「顔の特徴は……」 Guess Who Quiz ビーバーの巣づくりの説明を聞きます
続いてサーモンの産卵について ブラックベリー食べ放題!
サーモンはこの先の海から→ この川をさかのぼってきて産卵します
もはやピクニックではない! ビーバーの剥製が展示されていました
よく相談して 資料も最大限活用し
台本を手直しし 演技の練習をします
自転車に見えます……か? カナダの国旗だそうです
「CANADA」に見えます! 日本でもおなじみのゲーム「Over and Under」
シッポ取り白熱中 芝生の上で思いっきり綱を引く
【その4(8月14日)】
11日から12日にかけて、一泊二日でキャンプに出かけました。行き先は、バンクーバー島の中部にある、ホーンレイクです。バンクーバー島の最南端のヴィクトリアから、バスで約3時間半かけて行きました。ホーンレイクは州立公園の中に位置し、都会から離れた、山に囲まれた美しい場所でした。
二日間で、ケイビング(洞窟探検)・カヌー・ロッククライミングの3つのアクティビティを楽しみました。どのアクティビティも日本ではなかなか体験できる場所がありません。期待に胸が躍ります。
ケイビングは日本でいう鍾乳洞のような場所の探検です。ライト付きのヘルメットをかぶり、洞窟へと進入します。入口こそ立って入れますが、すぐに暗く、そして狭くなり、しゃがんでもやっと通れるくらいの隙間を這いつくばって進みました。洞窟の中でライトを消して、正真正銘の暗黒の世界を体験したり、ライトの光を受けて輝く水晶(クリスタル)に感動したり、神秘的な世界を堪能しました。
カヌーはホーン湖で行いました。インストラクターにパドル握り方、操り方の説明を受けた後、すぐに二人一組で乗り込みます。なかなかバランスを取るのが難しく、転覆してしまうペアも。最初はうまく操船できず、四苦八苦していましたが、あれこれやっているうちにコツをつかむことができました。二人の息が合い、調子よく漕げたときには結構なスピードも出て、美しい湖の上を気持ちよく走らせることができました。漕ぐ手を止めて、湖上で「ヤッホー」と叫ぶと、こだまが何回も返ってきました。なかなか実際には体験できないこだまにこれまた感動。あっという間に時は過ぎました。
ロッククライミングも本格的でした。ヘルメット、ハーネスを装着し、頑丈なカラビナで命綱で取り付けます。「臨海を思い出す」という声も聞こえました。ロッククライミングと言っても、登るのではなく、ザイルを使いながら岩肌を下るアクティビティです(正しくはロックリペリングというそうです)。15~20メートルある絶壁を、ザイルを握り、踏ん張れる岩場を足で探しながら、ゆっくりと降下します。実際にやった人から話を聞くと、なかなかのスリルだったようです。
ホーンレイクでも午後8時30分ごろにならないと日は沈みません。ケータリングで用意された夕食を食べても、たっぷりと遊ぶ時間がありました。ようやく暗くなった頃、キャンプ場の真ん中で火が焚かれ、その火でマシュマロを焼いて、デザートを作って食べました。食べながらふと空を見上げると、満天の星空です。カナダに来てからずっと天気には恵まれていますが、この日も快晴で、雲一つありません。そして、その素晴らしいコンディションの中、流星群のショーが始まりました。何度も歓声が上がっていましたので、多くの人が流れ星を見ることができたのではないでしょうか。まさに星降る夜、大きなテントの中で、寝袋に入り、みんな満足して眠りにつきました。
明日明後日と、カナダで2回目の週末です。ホストファミリーとゆっくり過ごす最後の土日となります。来週の予定は月曜午後はピクニック、火曜午後はスポーツアクティビティが予定されています。次回の更新は火曜日(現地時間)の予定です。
ホーンレイクに向かう途中です 後ろの店の屋根にヤギがいます。わかりますか?
バスの車内はこんな感じ 洞窟探検に出発!
狭い道を奥へ奥へと進みます 一番広いところでもこの程度
洞窟から脱出して夕食にありつく! チキンがおいしいと評判でした
ホーンレイクはこんなところです 鹿の親子も出没!
テントの前でバレーボール 陽気なカナディアンとダンシング
焼きマシュマロ、おいしくできました 朝食も結構豪華です
カヌー体験。パドルの使い方を教わります 湖上で「ヤッホー」 こだまが返ってきました!
操船技術もめきめき上達 ロックリペリングの準備中。なかなか本格的
インストラクターの指導を受けます さまになってきました!
【その3(8月10日)】
●授業のようす
午前中、Mr.Pat Chambers先生と、Ms.Harriet Wheatley(Ms.H)の授業を交代で受けるという、基本のスタイルの始まりです。交代と言っても、日本のように先生が教室に出向くのではなく、生徒が各先生の教室に出向いて授業を受けます。そんなところにも、少し文化の違いを感じます。
8月9日(火)の主なメニューは「Warm-up Sentences」「Compare/Contrast Education Systems」「L+R Pronunciation」「Introduce Assignment for Museum」「Game…… 5-up or Taboo」などです。
8月10日(水)の主なメニューは「warm-up sentences」「Vocabulary for Drawing a Picture」「Drawing Activity」「Taboo Game」などです。
授業はいずれもいわゆるアクティブ・ラーニングです。ここSMUSの施設はきれいなだけでなく、かなり充実しており、各教室に電子黒板や資料となる本や地図などが完備されています。快適な環境の中、英語onlyの授業が繰り広げられます。説明でもジェスチャーは禁止され、どうにかして言葉で伝えることが要求されます。頭の柔らかい中学生だけあって、先生やスクールバディの助けを借りながらも、日に日に上達していくようすが見て取れます。
●アクティビティのようす
9日(火)は、ダウンタウンにあるロイヤル・ブリティッシュ・コロンビア博物館と、州議事堂の見学に行きました。展示は2階と3階に分かれ、2階は自然史、3階はヒトの歴史がテーマです。2階で目を引いたのはなんと言ってもマンモスの復元展示です。一口に「マンモス」と言っても、いろいろな種類がいることや、今の象へと進化する過程なども、詳しく展示されていました。またブリティッシュ・コロンビア州の気候や植生、動物の様子などもよくわかるように展示されていました。3階は先住民ギャラリーとBC州形成ギャラリーに分かれ、人類の進化とBC州の発展のようすが、手の込んだ模型を使って展示されていました。州議事堂は1893年の建設開始以来、120年以上の歴史を持つ、ヴィクトリアのランドマーク。外観、内部とも、見事な建築で、圧倒されました(夜になるとライトアップされるそうです)。実は今でも議会がここで開かれている、現役の議事堂だということで、驚きも倍増でした。
10日(水)は、SMUSからバスで20分ほどのショッピングモールに併設されているアイススケートリンクに行きました。カナダはウィンタースポーツの盛んな国です。スケートリンクは2面あり、1面では、フィギュアスケート(○回転ジャンプや、ペア競技の練習をしていました!)や、アイスホッケーの練習が行われ、日本ではなかなか見られないものを見ることができました。生徒たちは隣のリンクで、約1時間30分、氷と格闘?しました。初めてスケートをした人もいたようで、最初のうちは転んでばかりでしたが、終了間際には、かなり滑れるようになっていました。「これから、というところやのに……」と後ろ髪を引かれる思いでリンクをあとにしたようです。
明日から一泊二日でホーンレイクにキャンプに出かけます。次の更新は日曜日ごろを予定しています。
こちらはチェンバース先生 日本語禁止!
辞書も駆使して ランチはホストファミリーが作ってくれます
昼休みの過ごしかた:女子はバレーボール Group Photoを撮影しました
ロイヤルBC博物館の外観 巨大なマンモスの前で
課題をこなします 州議事堂をバックに記念撮影
ドーム屋根を中から見たところ 現役の議事堂です
力を合わせて! 後ろに書かれたものは何かな?
ヒントも英語で! あぁ、時間切れ!
最初はこわごわ…… おっと、危ない!
横一線のスタート! 一緒に滑ろうよ
かなりの上級者も! 時間いっぱい楽しみました
【その2(8月8日)】
カナダ到着が金曜日で、いきなりの週末となり、授業が始まる前に休日という、やや変則的なスケジュールでした。ホストファミリーとの濃い2日間を過ごし、どんな顔で登校してくるのか少し不安でしたが、みんなにこやかに、元気に登校してきました。まずは一安心です。週末のようすを聞いてみると、ダウンタウンやピクニックに連れて行ってもらったり、ホストファミリーの親戚の集まりに一緒に参加したり、幼い子どもたちの相手をしたり、全くの自由時間だったりと、それぞれのスタイルで過ごしたようです。ただ、誰に聞いても、しっかりと会話をしたようで、語学研修としてはよいスタートを切れたように思います。
さて、今日からいよいよ授業が始まりました。開校式の後、入門編のゲーム形式の授業と、午後からのダウンタウンツアーに向けて、ヴィクトリアのマップを使いながら、街歩きのしかたを学習しました。
大阪では連日体温よりも高い気温だと聞いていますが、ここヴィクトリアはびっくりするほど涼しいです。朝晩に至っては、涼しいと言うよりは肌寒いと言った方が正しいでしょうか。今日の最高気温は20℃ほどで、街歩きには最適な環境でした。SMUSからダウンタウンまで、スクールバスで約15分、中心部で下車し、そこからは、スクールバディの皆さんと一緒に、5~6人のグループに分かれてCity Tourを楽しみました。アイスを食べたり、土産ものを見たり、道行くカナディアンに話しかけたり、あっという間の2時間30分でした。
4時すぎにSMUSに到着し、それぞれのステイ先に帰っていきました。特に大きな不調を訴える者もいないもようです。今後の予定としては、午前中の授業の後、明日の午後からは博物館見学、明後日の午後はスケートが予定されています。
開校式:改めてスクールバディの皆さんの紹介 今日のメニュー
まずはイントロダクション。先生はMs.H People Bingo!
ヴィクトリアの地図を使って 地図の見方と用語を学びます
“It’s OK?” “Yeah!” SMUSはこんな美しい学校です
日本の学校とは全然違う! さわやかな陽射しの下、Lunch Time!
全面芝生のグランドでサッカーをしました ダウンタウンツアーを楽しみます
「お土産何買う?」 「これ、かわいいんじゃない?」
映画と同じスクールバスで帰校 ホストファミリーのお迎えです
中にはこんな下校風景も!
【その1(8月5日)】
無事到着しました!みんな元気です。ヴィクトリア到着後、スクールバディの皆さんとマウントダグラスへ行き、アイスブレーキングゲームをしました。みんなすぐに打ち解け、早くもエンジン全開です。そのあと、ミニゴルフを楽しみ、現地時間午後5時半ごろ、それぞれのホームステイファミリーと顔合わせをし、そのまま一緒に帰宅しました。ほぼ一日半以上、起きていましたので、さぞ疲れてぐっすり眠っていることでしょう。まずは無事到着をご報告しておきます。明日、明後日の土日はホームステイファミリーと過ごします。次に全員が顔を合わせるのは8日月曜日です。
「行ってきます」関空出発ロビーにて 搭乗するエア・カナダ ボーイング767
バンクーバー国際空港に到着 ヴィクトリア行きプロペラ機に乗り替えます
ヴィクトリア国際空港着 林さんのお出迎え 小さいながらも国際空港です
SMUSのスクールバスが迎えに来てくれました スクールバディのみんなとアイスブレーキング
すぐに打ち解けました Mtダグラス公園のビーチで
同じくMtダグラス公園のビーチで ミニゴルフに挑戦。意外と難しい!
ナイスパット!旅の疲れはどこへやら?