「男女共同参画社会」の研究授業行いました。[H28.1.18(月)・19(火)]

NPO法人えんぱわめんと堺[SAYの会]より講師をお招きして,2年生の社会科の授業で「男女共同参画社会」について考えました。この授業は,大阪教育大学男女共同参画社会推進事業に連携した研究の一環として,次のようなテーマ・目的で実施されたものです。
テーマ
『ワークショップを通して中学生が考える“性”』
目 的
・「性」についての正しい知識を学習し,男女共同参画社会の実現のため自ら判断し行動できる力を身につける。
・ワークショップ型の授業実践を行うことで,自ら課題に気づかせ,問題解決の提案を行う。「性」についての多様な価値観を意見交流し,基本的人権を尊重する態度を養う。
授業概要
1時間目:事前学習…現在の“性”に関する問題点を授業で知識・理解を深める。
2時間目:外部講師による講演とワークショップを行うことで自ら課題に気づかせ問題解決方法の提案を行う。
3時間目:事後学習…ワークショップで提案した方法のまとめ,今後の行動でどう活かすか等振り返りを行う。

中学校では「男女共同参画社会」については公民・家庭分野で,「性」については保健分野で授業を行います。中学生は社会人としての経験があるわけではなく,家庭生活以外の共同参画社会について考えることが難しいといえます。また,思春期を迎え「性」に対する関心や身体の変化に悩みを持っている生徒も多くなりますが,LGBTなど性における実態と課題に深く追究することはなかなか難しく,授業でも工夫をする必要があると考え授業を実施しました。

生徒たちは,「パーソナルスペースについて深く考えさせられた。」「性=自分らしさということが分かった。まだ,自分らしさというものがないから,しっかり自分を見つめようと思う。」「男らしい,女らしいというのは,本来の性別では決まらなくて,自分の意志で決めるということが心に残った。」というような意見や感想をもつようになりました。
合同教室

男女共同1-1

 

男女共同2-2男女共同3-3